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2020年2月3日
※このページは随時更新いたします

第5回 書評コンテスト 審査結果発表

「書評コンテスト」にたくさんのご応募をありがとうございました。

厳正な審査の結果、次の通り入賞者を決定いたしました。

最優秀賞(副賞3万円)最優秀賞作品を読む
国際教養学部 2年 北島 美優 さん   『科学と非科学 : その正体を探る』

優秀賞(副賞2万円)
該当作品なし

奨励賞(副賞1万円)
商経学部 商学科 3年 山下 柾樹 さん   『日本の近代とは何であったか : 問題史的考察』
商経学部 経済学科 3年 梶本 いるる さん  『観光亡国論』
国際教養学部 3年 田中 美羽 さん    『大量廃棄社会 : アパレルとコンビニの不都合な真実』
商経学部 商学科 2年 櫻井 玲菜 さん   『大量廃棄社会 : アパレルとコンビニの不都合な真実』
商経学部 商学科 2年 長谷部 雄己 さん  『大量廃棄社会 : アパレルとコンビニの不都合な真実』
国際教養学部 1年 大澤 紗英 さん   『ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が「豊か」なのか』
人間社会学部 2年 大石 拓海 さん   『科学と非科学 : その正体を探る』

審査員特別賞
商経学部 商学科 1年 赤堀 徳彦 さん    『情報生産者になる』

審査員
図書館長、図書館運営委員会

表彰式
表彰式は12月4日(水) 12時20分から
図書館2階の井田毅記念セミナールームで実施しました。

審査委員長 講評

商経学部 准教授 荒川 敏彦

  書評とは、その本についての批評のことです。では批評とは何か。そのことがらに対して抱く「精神の働き」と言えるでしょう。つまり書評とは、ある本を読んで抱いた精神の働きを、文章に書きとめるということです。書くということもまた精神の働きですから、読んで、書いてという二重の精神の働きが、書評には含まれているわけです。
 本を読んだときに感じる「驚き」「感動」「違和感」、その他あらゆる精神の働きが、批評の出発点です。しかし、その一瞬のひらめきを長くとどめておくことは難しいものです。だから、書きとめておきましょう。線を引いたり、付箋を貼ったり、本の余白に一言書き込んだり。なにかの傷をつけること、痕跡をとどめておくことが大切です。その本を読みながら自分のなかに芽生えてきた発想を、逃がさないで下さい。それは、あなたがあなたに「なる」ために、とても大切なものであるはずです。
 今回受賞した書評作品は、いずれもそうしたチャレンジの痕跡が見られたものばかりです。そこには、単に本の内容をまとめただけではない、自分なりの精神の働き、言いかえれば個性の輝きが垣間見えました。
なかでも最優秀賞に選ばれた北島美優さん(国際教養学部2年)の書評は、その本のポイントを見事に抽出し、その本を読んで北島さんが感じた面白さがよく伝わってくるものでした。全体を通して読みやすい文章で、一つのまとまった「精神の働き」をまとめ上げており、総合的に高く評価されました。
 今回は他にも、『日本の近代とは何であったか――問題史的考察』について重厚な書評をまとめ、史上初の三年連続受賞に輝いた山下柾樹さん(商経学部3年)や、独特な切り口で個性を放ち審査員特別賞を獲得した赤堀徳彦さん(商経学部1年)をはじめ、多くの力作が受賞に名を連ねました。その本を読むことで得られる精神の働きをどこまで抽出し表現できるかが、さらなる高みへのポイントです。ほんの一歩踏み出してみましょう。そのほんの一歩の差がついた作品も多く、来年度の応募を楽しみにしています。
 書評コンテストを、大学でのすべての学び――授業はもちろん、友人との会話や部活・サークルの活動、ボランティア等々も含め――と結びつけてみて下さい。自分のペースで繰り返し向き合える読書は、単に情報を得るのとは異なる、ものの見方、新たな世界への扉なのです。それは、言語活動による得がたい経験であり、私たちの感受性を深いところで耕してくれることでしょう。
「私はこんな風にこの本を読んだ。どうだ!」という挑戦を、審査員一同、心待ちにしています。
 一つの言葉を大切に。来年の書評コンテストへの皆さんの応募をお待ちしています。



お問い合わせ
図書館コントロールデスク
E-Mail: lib@cuc.ac.jp

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